第29話 「南蛮船引き揚げ事情」

島原城主・有馬晴信は、徳川家康の依頼を受けて、当時、高貴な香料だった伽羅(きゃら)を輸入するため、家臣を南支の占城へ派遣します。家臣は無事、伽羅を手に入れ帰途しますが、マカオのポルトガル人と大喧嘩をして、守備司令官ペッソア率いる兵に殺されてしまいます。その話を聞いた晴信は、烈火のように怒り、ポルトガル船の討ち取りを命じ、追い詰められたポルトガル船は爆沈します。ポルトガル船が爆沈するまでの顛末とそれを引揚げようとした人々のお話をお届けします。

※「長崎の民話特別編 郷土長崎の先人たち 第8話“中山要左衛門”“有馬晴信”」の回にも、有馬晴信が登場します。ぜひ、併せてお聞きください。

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