諫早島原編 第10話 「赤うで」

多良の峠を越えるとき「赤うで」というお化けがでるというので、「赤うで」を知るものは、皆怖がって日が暮れると峠を越えたくても超えられません。あるとき、七五郎という肝っ玉の太い男が、度胸試しに日が暮れてから峠を越えることになりました。さて、七五郎は峠を超えることができるのでしょうか?多良の峠にいたと言われている「赤うで」というお化けのお話です。
※諫早市船越の西川武治さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。