五島編 第10話 「河童の手」

ある日、江口家の旦那様が便所でしゃがんでいる時、お尻をなでるものがありました。よく見ると、それは「おかめはんず」に住むいたずら河童の手でした。引っ張りあいで抜けた河童の手は、旦那様の文箱に納められました。腕を返してもらいたい河童は、毎晩、旦那様のもとへ通い懇願します。しかし、今までのいたずらがすぎ、なかなか手を返してもらえません。返してもらう一つの条件を叶えるために、一心に行動する河童。さて、河童は手を返してもらうことができるのでしょうか?河童と旦那様の我慢くらべのお話です。