県北編 第1話「めがね岩/溶けてしまった侍」(佐世保)

【めがね岩】
佐世保市瀬戸越町に、高さ6m、横20mの大きな岩が横たわっています。”めがね岩”と呼ばれるこの岩には、珍しいことに二つの穴があいています。この岩ができたおもしろい言い伝えのお話です。
【溶けてしまった侍】
佐世保から柚の木へ超える道は、山が深く、九十九谷と呼ばれていました。ある時、一人の侍がこの谷に迷い込みます。そこで侍は、大きなお腹をした大蛇がある草を食べると、みるみるうちにそのお腹が小さくなっていくという不思議な光景を目にするのです。なんとも珍しいその草を手にした侍が、大蛇の真似をしてその草を食べてみると…。少し怖いお話です。